羽毛布団を選ぶ際に重要な品質の見分け方と
価格を決める要素をご説明します
「羽毛布団」を使ってみたいけれど…価格や品質が様々で、どれを選んだら良いか迷ってしまいませんか!?
グースかダックかとか… ダウン率は何%だとか… かさ高・ダウンパワーって?
そもそも、この価格差は何??って感じですよね!
そこで、このページでは、羽毛布団を選ぶ際に重要な品質の見分け方と、価格を決める要素をご説明します。
最高級の布団といわれているのが、羽毛布団です。
詰めものに、水鳥の羽毛を使用した布団で、保温性や放温性が高く暖かいのが特徴です。
身体にフィットして軽く、 吸湿性・放湿性に富むため、さわやかな暖かさが特徴のふとんです
UFには、秋~春使える羽毛布団と、春先・秋口使える薄手の羽毛肌布団があります。
よい羽毛布団とは、「軽く」「柔らかく」「あたたかい」羽毛布団です。
・中身のダウンの粒が大きい
・体に密着するキルトで空気を逃さない
・側生地がしなやかで羽毛の飛び出しがない
この3つ全てを満たすものがよい羽毛布団といえます。
羽毛布団の価格は、中身の羽毛の品質に大きく左右されるのはよく知られていますが、 外側の羽毛を包む側生地や、包み方もまた影響しています。
◆羽毛布団の中綿には「ダウン」と「フェザー」と呼ばれる水鳥の羽毛が利用されています。
水鳥の肌着にあたるもので胸元に生えていて、一般的に「羽毛」と呼ばれる部分です。
一羽からわずかしか採れない貴重なタンポポ状の綿毛は、ふわふわと芯がなく空気をたっぷり含んでいて、保温性に富んでいます。
この放射線状のダウン一粒のことを「ダウンボール」といい、ダウンボールが大きいものほどたくさんの空気を含むため断熱効果があり、保温性が高くなります。
水鳥の上着にあたるものでダウンの外側を覆い、一般的に「羽根」と呼ばれる部分です。
弾力のある羽軸が通っていて、羽根と言われてみなさんが思い浮かべるあの形状です。
ダウンと違って、小さい方が良い品質とされています。羽毛布団に使われるのは「スモールフェザー」と呼ばれる腹部に生える全長6.5cm未満の羽根で、それより大きいものは、まくらやクッションの詰めものとして使われます。
◆ダウンとフェザーの混率割合はいろいろあります。
例えば「ダウン80%」の羽毛布団の場合、「残りの20%はフェザー」ということです。
ダウンの割合が多いものほど、温かく柔らかい、良質な羽毛布団となります。
5%~10%程度フェザーを混ぜてあげることで、ふんわりと空気を包み込む暖かい羽毛布団になります。
ダウン90%以上のものが高品質の目安ですが、実質の最高値はダウン95%の羽毛布団といえます。
UFの羽毛布団は、ダウン率85%~95%です。
UFの羽毛布団ページでは こんなマークで登場します |
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◆羽毛の種類には、グース(ガチョウ)とダック(あひる)の2種類があります。
一般的に、羽毛布団においてはダックよりもグースの方が高品質であるとされます。
体の大きなグースの方が、採取されるダウンボールも大きくボリュームがあり、保温性が高いからです。
なかでも、育成期間が長い成熟したマザーグースの羽毛は、よりダウンボールも大きく上質です。
◆同じ羽毛といっても、産地(水鳥の育成場所)によって品質に違いがあります。
経度の高い冷感地や、寒暖差さの激しい地域で取れた羽毛の方が高品質とされています
寒い地域で過ごす鳥は寒さから身を守るために、より保温性の高い羽毛をまとう必要があるためです。
産地は、ポーランド・ハンガリー・ロシア・カナダなどが代表的です。
一般的に、中国産などアジア産の羽毛はよりヨーロッパ産の方が高品質であると言われています。
羽毛は空気を取り込み膨らんで、保温力を高めます。
羽毛の膨らみの程度を分かりやすく数値化したものに「かさ高」と「ダウンパワー」があります。
「かさ高」と「ダウンパワー」が分かれば、羽毛布団の外側から見えないダウンの品質を容易に知ることができるのです。
かさ高は、「羽毛の膨らむ力の強さ」を数値化したものです。
(羽毛布団の厚みや、羽毛の量のことではありません。)
かさ高はJIS(日本工業規格)で定められた羽毛の「かさ高性」試験の結果で得られます。
前処理をした羽毛30gを、内径29cm 高さ50cmの円筒に、静かに自然落下させて入れ、120gの荷重用の円盤をのせてから、2分後に「円筒の底から円盤までの高さ」を測ります。
このテストを、数回繰り返した平均値が「かさ高」となります。
かさ高の数値が大きいほど、少ない量でもよく膨らむので、軽くて暖かい羽毛布団となるのです。
ダウンパワーは、「羽毛の膨らみ」を数値化したものです。
数値が大きいほど高品質な羽毛であるといえます。
羽毛は大きくふくらんで空気を含むことで高い保温性を発揮します。
同じ羽毛量でもダウンパワーが大きいほどふくらみが大きく、保温性がよくなります。
つまり、充填する羽毛のダウンパワーが大きいほど高品質な羽毛布団になります。
◎品質の基準「ゴールドラベル」とは・・・
日本羽毛製品協同組合の品質基準に合格した良質な羽毛布団であることを表します。
羽毛原料の品質基準に合格し、優良な側生地を用い、適正な縫製で仕上げられた良質な日本製の羽毛ふとんに「ゴールドラベル」が添付されています。
ゴールドラベルは「4つのランク」に分類されます。
◆昨今は、この「ゴールドラベル」を使わずに、独自の基準で高品質の羽毛布団を作る大手の企業も増えています。UFの羽毛布団もそのひとつです。
下に、UFの羽毛布団の品質と「ゴールドラベル」を比べてみました。
UFの羽毛布団は、5つのグレードがありますが、すべて「ゴールドラベル」相当の高品質です。
ツリー・羽毛布団
かさ高性135mm ダウンパワー327cm³/g
ブリック・羽毛布団
かさ高性135mm ダウンパワー327cm³/g
ソイル・羽毛布団
かさ高性155mmダウンパワー380cm³/g
プラム・羽毛布団
かさ高性180mmダウンパワー440cm³/g
ミスト・羽毛布団
かさ高性185mmダウンパワー448cm³/g
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製造工程も羽毛布団の価値を決めます。
羽毛には元々皮脂が多く付着しており、洗浄が不十分だとニオイの元になることがあります。
また、加工工程がいい加減だと、ダウンやフェザーの割れなどによって十分な暖かさを確保できない場合もあります。
UFの羽毛布団は、日本の専用工場で職人が丹念に洗浄・加工した良品良質の一品です。
詳しくは、こちら →uf の羽毛布団ができるまで
キルティングとは、羽毛布団の「羽毛」の詰め方です。
羽毛布団の側生地の間に羽毛をはさみ、動かないようにステッチで抑えたものです。
キルティングの方法によって暖かさも随分と違ってきます。
大きく分けて、「平キルト」「立体キルト」があります。
後者はより暖かさが均一になりやすいですが、その分製造において手間がかかるので羽毛布団としての価格も高くなります。
UFでは、羽毛肌布団に平キルト(薄型キルト)、
羽毛布団に立体キルト(レギュラーキルト、フィットキルト・中厚キルト)
を採用しています。
ブロックを多く取り、羽毛量を調整してカサを抑えているので、夏はこれ1枚、冬は毛布代わりにと非常に便利なキルトです。
マスとマスの間にマチを入れ立体加工を施した、誰でも使えるオーソドックスな羽毛布団です。
ブロックを多く取ることで、羽毛ふとんのフィット性を高め、体とふとんのすき間をなくし、より保温性がアップしました。
中央部3列に羽毛を厚めに入れ、サイドのマスを小さくし羽毛の移動を少なくしました。ベッド用に適しています。
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布団は中綿だけでなく、中綿を包んでいる側生地も重要です。
側生地に求められるのは、肌ざわりの柔らかさ、軽さと強さ、通気性の良さです。
高品質の生地を使用したものは、価格も高くなります。
その側生地の品質を決めるのが「打ち込み本数」です。
また、素材でも生地の織り方によって側生地の品質は変わります。
●打ち込み本数
打ち込み本数とは、生地1インチ(2.54㎝)四方あたりの縦糸と横糸の本数です。
生地の密度を見分ける目安とも言えます。
打ち込み本数が多いほど、密度が高く柔らかな肌触りで、きめが細かく羽毛が飛び出しにくいのです。
また、打込む糸が細いほど生地は軽く仕上がり、高級になります。
UFの羽毛布団の側生地には、打ち込み本数230本~528本の羽毛布団専用生地を使用しています。
●生地の織り方
織の種類によって生地の厚さや手触りが異なり、側生地の品質に影響します。
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羽布(ウフ)