UF(ウフ)のリネンをご紹介します。
原産地はフランスやベルギーで収穫したトップクラスの素材を日本で丁寧に織り上げたリネンです。
リネンとは麻の一種ですが、麻にもいろいろあります。
私たちが日ごろ「麻(あさ)」と呼んでいるのは、実は一種類ではありません。麻は、木や草に含まれている繊維の総称で、20種近くあります。同じ麻と呼ばれながらも、原料となる植物によって、それぞれまったく性質が異なるのです。
私たちの身近にある「麻(あさ)」と呼ばれる繊維には、リネン、ラミー、ヘンプ(hemp 大麻)、コーヒーなどの麻袋のイメージのジュート(jute 黄麻)などがあり、それぞれ違う植物から作られます。その中で最も肌に優しい繊維こそ、リネンなのです。「麻」と言えば、繊維が硬くちくちくする印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、リネンはまったく違います。
●「リネン」とは・・・
リネンは、亜麻(あま)を原材料とした繊維の総称で、リンネルとも呼ばれます。亜麻(フラックス) の茎を原料にしています。フラックスは、中央アジア原産のハーブの一種で、それぞれの用途に適した種類が栽培され、種なども利用されています。
一般には薄地のさらりとした丈夫で吸湿性がある織物をさし、光沢があります。風合いはしなやかで、綿に近いです。素地の色は白か淡い黄色、「麦わら色」「象牙色」などと形容されます。「亜麻色の髪の乙女」ってありますよね。あの「亜麻」です。
ちなみに■■こんな色■■。
その歴史は古く、エジプトのミイラを作るのに使われたそうです。ヨーロッパ中世の王族や貴族が使い、そして近年、ヨーロッパでは花嫁が嫁入り道具にしたそうです。
ヨーロッパでは、古くから非常に重用されているものですが、日本に入ってきたのは明治に入ってからです。
繊維の品質表示に「麻」と表示される繊維には、リネン(linen 亜麻)とラミー(ramie 苧麻)の二種類で、それぞれ違う植物から作られています。原則的に、その他の種類の繊維は「麻」と表示されることはありません。「麻」と表示される場合、リネン100%、ラミー100%、リネンとラミー混合の3種類があります。
●「ラミー」とは・・・
ラミーは、苧麻(ちょま)を原材料とした繊維です。亜熱帯・熱帯原産で、日本では古くは縄文時代の遺跡から発見されており、古代より世界中で使われていました。
色は、白く光沢があります。天然素材の中では、最も「シャリ感」があり、弾力性・コシもあります。天然素材の布地の中では、もっとも丈夫な部類に属します。
羽布(ウフ)